ついにこの日がやって来ましたね。
待ちに待ったダービーです。
この記事を書いているのは午前4時まえですが、何故か緊張しています。これはまさにダービー特有。
なぜ日本ダービーが他のレースと違うかって、ダービーは「生存競争」だから。
サラブレッドは走らなければその血を遺せないわけで、裏を返せば「ダービー馬になれば種牡馬になれる」わけなのである。(マカヒキは例外だけど)
日本の競馬は英国に倣って整備された歴史から、芝2,400mが賞金体系のなかでトップクラスになっている。
むろん、競馬関係者は賞金が高い芝2,400で勝てる馬づくりを目指すわけで、ダービー馬は若くしてこの芝2,400で能力を発揮できる⇒種牡馬としても価値がある と、こんな理論。
だからダービーに勝てば種牡馬になれる。
だけど、ダービー以降は全く勝てなくなる馬がいることも事実。
ダービーは不思議な力がはたらく、そんなレース。
そしてなんと今年のダービーはレイデオロが勝った年以来の現地参戦。
さすがにダービーは興奮する。
平日の大井も好きだけど、たくさんの人が戻った府中も悪くないね。
前置きはこれくらいにしましょうか。
【ポイント】
・枠とトラックバイアス
ダービーは内枠有利 は定説であり、事実1,2枠はめちゃくちゃ走る。走る距離が短くなるうえに、仮柵移動に加えて1コーナーまでのポジション取りもあり、こうなる。
ただ、今年は例年よりも偏りがない が土曜時点での結論。
仮柵が移動したのにそこまで極端にイン前有利な感じでもない。
インが死んでるわけではないから、有利なことには変わりないけど、例えばロジャーバローズが勝った年ほどの感じはないということ。
・皐月賞の結果
皐月賞組でどの馬をうえに取るかで印が変わってくる。◎ジオグリフで当てたけど、これは外枠有利もあってこうした。結果ハマって勝ちきったけど、ハマったことも事実。小差で負けている方々の分析が必要。
【結論】
◎ダノンベルーガ
〇ドウデュース
▲ジャスティンパレス
☆ジオグリフ
△アスク2頭、プラダリア、ジャスティンロック、キラーアビリティ、イクイノックス
本命はダノンベルーガ。
皐月賞ではトラックバイアス不利な再内を福永さんに閉じ込められながら終始周り、直線は外に出せず死んでるインを突いて価値ある4着。ほぼこの時点で本命にしようと決めていたなかで、枠も許容できる緑枠。
右トモの弱さでそもそも左回りの方が走るわけで、共同通信杯を見ても明らか。
ハーツクライ産駒でいうとスワーヴリチャード的なイメージ。(ちょうどこの年に現地ダービー◎スワーヴリチャードで、レイデオロにやられて悶絶してた。)
外れたとして、なんの後悔もない本命。
対抗はドウデュース。
外前有利展開皐月賞で1頭だけ後方から飛んできた点を評価。
豊さんがダービーであんな競馬はしないわけで、ある程度のポジションで弾けてくれればと。
▲はジャスティンパレス。
出遅れからの外ぶんまわしはドウデュースと同じだけど、ドウデュースより早いタイミングで追い出した時に不利があった。
ドウデュースに重い印を打つ以上、この馬も評価すべき。
皐月賞→ダービーのローテもいいよね。
☆はジオグリフ。
前走は完璧な騎乗であったとはいえ、ダノンベルーガをみながらレースを進められそうな枠に入ったことが不気味。
絶対能力が高いことも確かなわけで、重い印をまわす。
△に関して、
イクイノックスは有力馬で1番外に入ったのはさすがに痛い。
似た位置取りになるであろうジオグリフが内にいるということは、入れてもらえずさげるか、下げて内に入れるかになって結局不利。
皐月賞のレース内容はジオグリフより優秀だけど、上手く捌いて内をまわれないだろうとこの評価。ルメールが神騎乗をしたぶっちぎったら諦める。
ダービーをとにかく楽しみたい。
負けても落ち込むことはない。
日本ダービーがダメでもオレたちには目黒記念があるし、目黒記念がダメなら東京ダービーがあるし、東京ダービーがダメならジャパンダートダービーもあるんだから。